CNN | 畳み込みニューラルネットワーク
畳み込みニューラルネットワーク
Convolution Neural Network
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CNNでは、上図のように隠れ層は「畳み込み層」と「プーリング層」で構成されます。畳み込み層は、前の層で近くにあるノードにフィルタ処理して「特徴マップ」を得ます。プーリング層は、畳込み層から出力された特徴マップを、さらに縮小して新たな特徴マップとします。この際に着目する領域のどの値を用いるかですが、上図のように最大値を得ることで、画像の多少のずれも吸収されます。したがって、この処理により画像の位置移動に対する普遍性を獲得したことになります。
畳み込み層は画像の局所的な特徴を抽出し、プーリング層は局所的な特徴をまとめあげる処理をしています。つまり、これらの処理の意味するところは、入力画像の特徴を維持しながら画像を縮小処理していることになります。今までの画像縮小処理と異なるところは、画像の特徴を維持しながら画像の持つ情報量を大幅に圧縮できるところだと思います。これを言い換えると、画像の「抽象化」とも言えます。これは画期的なことだと思っています。ネットワークに記憶された、この抽象化された画像イメージを用いて、入力される画像を認識、つまり画像の分類をすることができるのです